大学に就職が決まったら内定通知書をいただくのが普通である。しかし、単に電話での連絡だけの場合があり、4月1日当日に学校に行って、そこから何らかの通知をもらって採用が確認する場合もある。

大学から大学の場合は、割愛願いが出されたりするので、勤務校が変わることは確実であり、途中で取り消しの心配はほとんどない。

しかし、非常勤講師などをしていて、初めて正式勤務へと採用となるときは、内定書をもらわないと心配である。「人事は水物」という言葉がある。採用などはギリギリになるまでは分からないということだ。しかし、引越しの準備がある。4月1日に正式の採用通知書をいただいてから引越しの準備を始めるのは遅すぎるので、ある程度は確実であることを書面で確認しておきたい。

実は、その点に関して、以下のような質問があってブログで答えが書かれている。

日本の大学で常勤の教育・研究職に着任されている方、着任されたことがある方に質問させてください。着任日までに正式な採用内定通知書の送付を受けましたでしょうか?

それに関する回答は以下のブログにある。

私の知っている限りでは、教授会で採用が決まったが、理事長面接で落とされた例を聞いたことがある。この場合は、本人がある程度周りに公表していたので、本人にとっては、後からは非常に気まずい思いをしたと思う。

あるいは、教授会で採用が決まった時点で、自宅の売却交渉を始めて、新勤務校近くの建売住宅を購入した人を知っている。自分からすれば、かなり早まった大胆なことをする、という印象を受けた。4月1日に働き始めたからは、なかなかクビにでは出来ない。しかし、その前に内定取り消しなどがありうる。相手先に如何しようも無い事情があればありうるのだ。自宅の売却をしてから、内定取り消しになったらどうするのか、と人ごとながら心配していたのだが、とにかく無事に次の勤務校に働くことになり、よかったと思っている。

とにかく、人事は水物である。あまりたくさんの人に吹聴しないで限られた人にだけ教えておく。そして、内定通知書が来てから引越しなどは動き始めるのがいいだろう。内定通知書が来ないときは、それに類するものを得られないか人事課に聞いてみるといいだろう。