ある程度業績も積んだら応募する必要があります。それには幾つかのパターンがあります。

(1)公募に応募する。

日本科学技術機構のポータルサイトに公募の一覧表が載っています。いわゆるjrec-in と言われているものです。それはここをクリックしてください。

フリーワード検索でいろいろと検索してください。例えば、自分が北海道で畜産の分野で働きたいと考えたら、「北海道」「畜産」というキーワードを入れて検索しましょう。

試しに入れて検索すると、6件(2016-12-16時点)ほど、ヒットしました。

また、公募の件数は春頃が多くて、次年度の人事が定まる秋や冬は少なくなります。

なお、文科省からは大学教員は公募で取るべきと指導があります。その場合は、たとえ、すでに内定者がいても形だけの公募があります。このような公募に応募すると、無駄になります。しかし、それは関係者だけにしか分からないようです。

一般に国公立大学は公募で採用が多いようです。

(2)コネで応募する。

公募で募集をするとたくさんの応募者がいます。それの対応が面倒くさいと考える大学もあります。あるいは公募はほとんどしない大学もあります。大学によってそれぞれ採用方針が異なります。

学長や理事長と親しい。この場合は簡単に採用されます。

学会で知り合った人経由で、声がかかることがあります。その意味でたくさんの学会に所属しているといいでしょう。時々は発表して存在感をアピールしてください。そして、学会の事務の仕事の手伝い、雑務の引き受けなどを行うといいでしょう。そんなことで学会の有力者に自分の存在を知ってもらうことがあります。

非常勤講師の仕事をすることで、大学から急に常勤講師の仕事が舞い込むことがあります。非常勤講師の仕事で自分をアピールすることも大切です。

(3)面接を受ける。

公募の場合は面接があります。コネの面接は形式的なものですぐに内定することもあります。しかし、公募の面接はかなりきちんと行われます。

公募のときは、だいたい書類審査で3~5名ほどが選ばれます。そして面接が行われます。面接する場所までは、交通費は自分持ちになります。そして、面接では私的なことから公的なことまでとさまざまな質問があります。

面接も繰り返すことで、どのように答えればいいのかわかってきます。その意味では経験を重ねるためにも、応募は積極的に行い、面接の機会を得るようにしましょう。