大学教授になるには

面接の一つの心構え


自分が面接を受けた時の反省が一つある。ある大学に応募したことがある。軽い気持ちでの応募だ。すると「面接に来い」との連絡が来た。えーつ、と思いながら面接を受けたのだ。

面接の場所には、温厚そうな中高年の方々が数名並んでいた。はじめに学部長という方が、「本学に応募していただきありがとうございます。はじめに、本学を応募していただいた動機を教えていただけますか?」と質問してきた。

これは自分には想定外の質問だった。本音は、「jrec-in に応募があったので軽い気持ちで受けてみました」であるが、そんなことを言うわけには行かない。少し混乱して志望動機として変なことを言ってしまった。自分でも何を言ったのかよく覚えていないくらいだ。

温厚そうな学部長であるが、ちょっと怪訝な顔をした。その瞬間に自分は、この面接が「失敗」であることが分かった。それ以降は何となく気まずい雰囲気のまま面接は終了してしまった。不採用の通知はそれから数ヶ月ほど遅れてきた。すぐに不採用の手紙がこなかったのは、教授会で採用する人が正式に決まってから、不採用者にも連絡をしたからだろうと思う。

あとで調べるとその大学の勤務条件はかなり良くて、自分ものびのびと研究できたようだ。なぜ自分はもっと真剣に準備しなかったのかと反省したのであった。

教訓としては以下のことである。(1)面接の前にはその大学を徹底的に調べておく。(2)その大学で自分は何をしたいのか、明確にイメージしておく。(3)応募した動機は不自然ではなくて、誰が聞いても納得が行くような動機にすること。

面接は最初がうまくいくと、それからもうまく展開する。しかし、競争相手があることだから、面接がうまくいったからといって安心しないことだ。ライバルの方が上手に面接をこなした可能性もある。